トップページ > 東京散歩 > 葛飾柴又寅さんの故郷散歩・寅さんの旅立ち

映画『男はつらいよ』フーテンの寅さんの故郷、葛飾柴又帝釈天あたりをのんびりぶらりとお散歩します。

駅前で寅さんが・・・、いつものトランクを持って立っている、また旅に出るのかな。

寅さんの旅立ち

また恋に破れ、いつものスタイルで柴又の駅まで来たものの・・・・・。
妹のさくらの呼び止める声に振りかえって見ている寅さん。

振り返る寅さん

「寅さん」と声を掛けようと思ったけれど、寅さんはどこか悲しそうな目をして、帝釈天の方をじーっと見つめたまま立ち止まっていました。

寅さんのブロンズ像

寅さんは損ばかりしながら生きている
江戸っ子とはそういうものだと
別に後悔もしていない
人一倍他人には親切で家族思いで
金儲けなぞは爪の垢ほども考えたことがない
そんな無欲で気持ちのいい男なのに
なぜかみんなに馬鹿にされる
もう二度と故郷になんか帰るものかと
哀しみをこらえて柴又の駅を旅立つことを
いったい何十辺くり返した事だろう
でも 故郷は恋しい
変わる事のない愛情で自分を守ってくれる
妹のさくらが可哀想でならない
・・・・ごめんよさくら いつかはきっと偉い兄貴になるからな・・・・
車寅次郎はそう心に念じつつ
故郷柴又の町をふり返るのである
                            1999年8月 山田洋次
      ブロンズ像足元に刻まれている『フーテンの寅さん』に贈る言葉の全文です。


寅さん 寅さん

しばらく故郷の方を見つめていた寅さんですが、  「そろそろ祭りが始まるからよ行かなきゃならねえのさ、じゃあなあばよ!」と言い残して、いつもの様にまたどこかへ行ってしまいました。